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橋下徹知事もこの日の定例会見で「異論、反論あるかもわかりません」としつつ、「携帯電話への過度の依存は学習、健康の妨げになる。ルールを決めたら守らせるのは家庭、保護者の責任だ」と理解を求めた。
はい。異論、反論あります。
まず、「ルールを決めたら守らせるのは家庭、保護者の責任だ」なら、橋下さんの出番はありません。
過程でルールを決めて守らせるかを決めるのでほっといてください。
学習の妨げになる?
全国学力テストの市町村ごとの結果の公表に執着してましたよね?
全国学力テストでは携帯電話の使用状態と学力の相関を調べているんです。
せっかくの60億円以上かけた全国学力テストの結果を有効利用しないのでしょうか?
平成20年度全国学力・学習状況調査 調査結果資料 クロス集計表から
http://www.nier.go.jp/08chousakekka/index.htm
(15) 携帯電話で通話やメールをしていますか
に注目してみます。
どう見ても関係ないでしょ?
中学生では「ほぼ毎日している」方が「携帯電話を持っていない」より平均点が低いですが、「時々している」方が「全く,または,ほとんどしていない」より平均点が高いようです。
ケータイで遊んでいるから勉強ができないのか、勉強しないのでケータイで遊ぶ時間があるのか、どちらでしょうか。
難関校を目指す子はケータイで遊んでる暇がないのは当然でしょう。 そうでない子はケータイをテレビを見る時間を削ってケータイで遊んでるのかも知れません。
どちらにせよ大きな差ではないようです。
小学生では? 「ほぼ毎日している」している子のほうが「携帯電話を持っていない」より国語の平均点が高いようです。
中学3年生と違って受験勉強に忙しい子の少ない小学6年生。
メールすることによって文章力=国語力アップにつながってるのかもしれません。
カリフォルニア大学のMizuko ItoさんによるとTeenagers learn important social, technical skills online ようですし。
言いたいことは
日本は自己責任が原則 By 橋下知事
だそうですから、ケータイで遊んでて学力が下がれば自己責任でしょ?
じゃあいいじゃん。 ほっといてください。
しかし、経済的安定性と学力は負の相関があることが明らかです。
学力を向上したいのなら、まず貧困を禁止すべきではないでしょうか。 それこそ知事の仕事でしょう。