義家弘介の矛盾

第170回国会 文教科学委員会 第2号
平成二十年十一月十三日(木曜日)
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kaigirok/daily/select0106/170/17011130061002c.html

義家弘介君 (略) 例えば中山前国交大臣の発言の中で、日教組が強いところは学力が低いという中で、いろんな賛否両論入り乱れながら大騒ぎになっていますけれども、例えばこの英語教育応援していこうというものに対しても反対というような状態の北海道は、実は小学校学力テスト四十六位、そして中学校四十四位。まさにそういったこと、先生方の非協力的なことと学力が低いところの因果関係はあるかないか、どのようにお考えになっているか、是非、大臣、お聞かせください。
国務大臣塩谷立君) 今の日教組の強いところと学力調査の結果、これ因果関係があるかどうかというのはまだ精査したところではありませんが、強いという言い方とは違うんですが、組織率……
義家弘介君 影響力です。組織率じゃなくて、影響力です。
国務大臣塩谷立君) 影響力、この影響力の強さというのはどう測るかというと、それはなかなか数字では表せないんで分かりませんが、仮に組織力の観点で、これは明確に数字で表されていますんで、組織力が強いところがいわゆる学力が低いかということは必ずしもそうではないということになっております。
 影響力が強いという観点では、そういう結果も出ているところもあり、また出ていないところもあると思っておりますので一概には言えないと思っておりますが、今回のそういった北海道教組の英語研修に対する通達については大変問題であると思っております。


日教組の影響力と学力が関係があるというなら、その根拠を示すのは義家氏のほうでしょう。 出せないようですね。 
学力テストの都道府県別の比較なら、失業率や給食費未納率と正の相関があり、持ち家率や可処分所得と負の相関があることは確認できます。 産経新聞の出した参院選での日教組出身の候補の都道府県別得票率と学力テスト順位も全く相関がないことが確認できていますが




義家弘介君 次に、多くの大学生が大麻で摘発されるということが起こっています。先日の発表では、一般的に、東大なんかも含めて、一流、知の部分では一流と言われている大学からも、さらには、あるラグビー部の寮で大麻の栽培も行われた。体の部分でも、しっかりとした中でも、この大麻の問題が出てきているわけですけれども。
 これは是非お聞きしたいんですけれども、まず、この大麻の問題は、私が高校の教師のときに目の前で事件として起こったことなんですけれども、まあこれ、一人捕まったらそのほかにたくさんのそれとかかわった人間がいるという現状もあるわけですけれども、ちょっと警察庁にお伺いしたいんですけれども、この法解釈の問題は厚生労働省の方がいいかな、厚生労働省にお伺いしたいんですけれども。
 大麻に対して使用だけでは罰することができない、さらに種の取引あるいは種を持っているだけでは罰することができない、これが今の大麻取締法の現実だと思うんですけれども、その解釈の根拠、そして今後それでいいのかということについてもちょっとお聞かせ願えればと思います。

義家氏が在職中の1999年から2005年までの間に義家氏が在職していた北星余市高校大麻事件が4回起こっていますが、自分の生徒が警察に捕まらなかったことが不満なんでしょうか。


国務大臣塩谷立君) 大変今のお話を聞いて、正直びっくりしているところでございます。
 こういうことを踏まえて文部科学省としても、薬物乱用防止教室等の開催とか薬物乱用に対してのパンフレット等を作って、しっかりとこの周知徹底をしてまいりたいと思っております。もちろん、それ以前の規範意識とかあるいは道徳教育も含めて併せてやっていかなければなりませんし、また昨今の大学であれだけの数の大麻の問題が出ているということは、今まで大学にはなかなかそういった、例えば高校生までの、パンフレット等を作っておりませんでした。したがって、少なくとも来年度に向けては大学にも配付できるように準備をしたいと思っております。
義家弘介君 私も教師のときたくさんのカラーパンフレットが来たわけですけれども、そのパンフレットを渡したところで子供たちの心というのは実は動かないし、問題はどういう教育をしていくかというところだと思うんですね。
 私自身、だからこそ道徳の教科化を強く主張している。これはいろんな反対があっていい、しかし私は一貫してそれを主張してきたわけですけれども、まず、例えば道徳なき性教育は一体どうなるか。単なる性行為を教えることにつながっていくわけです。道徳なき情報教育は一体どうなっていくか。これは有害情報に触れながら、それに振り回されている結果になるわけですよね。道徳なき経済教育はどうなるか。金持ちになればいい、手段は選ばないというような人間を当然つくっていくわけですよね。道徳なき薬物教育は、結局、薬物に安易に手を出してしまうことになる。


大麻使用問題が学校教育の問題であるなら、大麻事件が繰り返し起きた北星余市の教育は問題だということですね。 
そしてその北星余市の生徒指導部長の義家教論の教育はかなり問題だったと言えるのではないでしょうか?


道徳の教科化を一貫して主張しているようです。 いつから一貫しているのでしょうか? 
いかに義家氏が一貫しているか見てみましょう。


義家弘介研究会 主張の変遷(日の丸・君が代編)より
「世界」特集「日の丸・君が代戒厳令 『なあ、みんな、学校は好きか?』義家弘介
(2002.4) ← 2002年ではなく2004年。

教育現場に「日の丸・君が代」を持ち込めば、道徳教育を徹底すれば、日本人としての
自覚や、国際協調の精神が培われると、文部科学省は本気で思っているのか

ということである。
(中略)
現在、高い場所からの強制では子どもをコントロールすることはできない。もし、
強制を貫こうとするならば、恐怖政治を敷き、有無を言わせず一方的に従わせる
方法しかないだろう。そんなことになってしまったなら、まさに戦前教育の再来となる。
(中略)
安心しろ。卒業式には、お前たちを邪魔するものは何もない。卒業式のシンボルは
お前たち自身だ。そしてテーマソングはお前たちが最後の学園祭で、大声で歌った
あの歌だ。胸を張ってあの舞台に立て。お前らは俺の夢だ!「なあ、みんな、学校は好きか?」(了)