共産党と貧困

派遣切り、限界集落…そこに「共産党」―ルポにっぽん
朝日新聞2009年1月11日

 北海道出身の33歳。地元の高校を卒業後、職を転々とし、3年半前に愛知県へ。三菱では1日約8時間、製品検査などの流れ作業をこなした。手取りは月約10万円。

 寮の自室でビラを開いた。「派遣・期間工契約社員でも期間途中の一方的解雇は違法」に衝撃を受けた。

 正社員でないから「雇用の調整弁」扱いされることは覚悟していた。解雇を通告された時、真っ先に去来したのは「予想より早かったな」というあきらめだった。何の補償もなく職も家も奪われて放り出されても、派遣だから仕方ないかと思っていたが、そうか。だまされてたんだ――。

 「やり方が汚い」。このまま泣き寝入りしたくない。携帯電話を取り出し、ビラに載っている番号を押した。そこには「相談はどんなことでも日本共産党へ(無料)」とあった。


2008年の府知事選で、市町村の平均所得と橋下氏得票率が負の相関を示し、民主推薦の熊谷氏が平均所得と正の相関を示すことを先日書きました

言及しなかった対立候補がいます。 共産党の梅田さんです。
書かなかったのは梅田さんの得票率と所得、学力テストの成績が相関せず、ネタにならなかったからです。

朝日新聞派遣切り、限界集落…そこに「共産党という記事。 


弱者の味方であるはずの共産党候補の梅田さんは、所得の低い市町村で得票率が、所得の高い市町村より高いということはありませんでした。

これは共産党にとって憂うべきことでしょう。 弱者の多いはずの地域で経済的に恵まれている地域より多くの票を得られなかったのですから。




データ


平均所得
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?bid=000001013124&cycode=0
統計でみる市区町村のすがた2008 C経済基盤 2006年のデータ
課税対象所得÷納税義務者数


府知事選 梅田氏得票率
平成20年大阪府知事選挙 市区町村別開票状況の得票数を「合計」で割ったもの
http://www.pref.osaka.jp/senkan/date/h20tiji/tiji_Top_Main.htm